自己中本斬り。(仮再び) -11ページ目

夏嵐(からん)/朝香 祥


著者: 朝香 祥
タイトル: 夏嵐(からん)―緋の夢が呼ぶもの

大海人王子と額田王の恋物語。
集英社スーパーファンタジー文庫。
という時点であたしにはも、の、す、ご、く、縁遠いんですが、
泣ける恋愛小説があるっていうんで友達から借りました。
見事に泣きました。
泣き所が最後のほうにいくつもあって、その度にこみあげてきました。
額田王のキャラは好きではなかったですが、
こういう設定だからこそ泣けるのですから良しとしましょう。
(押しの強い女は好きじゃない)
下手な恋愛小説に飽きた方は、是非。

separation/市川たくじ


著者: 市川 たくじ
タイトル: Separation

ネット上で連載されていたのが本になり、一時期話題を読んだ本。
2万人が泣いた!ってやつです。あれ20万人だっけか?そんな多くないか。
うん、泣けます。ツボをついてる。
ただひたすらに、切ない。
この人の2作目の「いま、会いにゆきます」は、持ち味はそのままなのですが、
技巧を使ってあります感が否めません。
ただただ思いが綴られているこっちの方が、あたしは好き。
こんなに書かれたら、もう泣くしかないじゃない!
そんな感じ。

パラサイト・イヴ/瀬名秀明


著者: 瀬名 秀明
タイトル: パラサイト・イヴ

遺伝子モノです。
細胞のある部分が突然変異するってやつです。
前半は描写が丁寧でいい感じなんですが、
後半からはものすごいことになってゆきます。
もう止められない感じです。(「やめられない」ではなく「とめられない」です。)
正直、無理矢理感が漂いまくりかと・・・。
エグくしちゃったら納得するしかないですからね。
難しいテーマなので仕方ないとは思うんですが。
勿体無い。読後感、悪し。

同じ遺伝子モノなら「イエスの遺伝子」(マイクル・コーディ)がお奨め。

屍鬼/小野不由美


著者: 小野 不由美
タイトル: 屍鬼〈上〉

行事や言い伝えが根強く残っている、閉ざされた田舎が舞台。でも現代。
「死者がよみがえる」ってやつです。これ以上はネタバレなので自粛。
舞台が都会でなく田舎ってのがミソ。
「そんなこともあるんじゃないか」って思わせるとこが○。
、ジーニ○ス英和辞典2冊分ですが、「ドキドキ」「びくびく」じゃなく、「ゾクッ」という怖さを味わいたい方は是非どうぞ。

冷蔵庫を壊す/狗飼恭子


著者: 狗飼 恭子
タイトル: 冷蔵庫を壊す

とってもまともな人が頑張って変わった人を書いてみましたって感じです。
たぶんこの人嫌い。途中から嫌になりましたが読みきりました。
内容もしかり、凄いのがあとがき。
引用はしませんが、もう正義感に満ちみちていて、
小学校の文集の最後に書いてある教師の言葉って感じです。
もう読みたくなくなりましたがもう1冊くらいは読んでみようかと思います。

ロリヰタ。/嶽本野ばら


著者: 嶽本 野ばら
タイトル: ロリヰタ。

切ない、です・・・。
野ばらちゃんのかくものはどうしてこうも切ないのでしょう。
最近は破壊的な感じがなくなってきたので、
余計に哀しさが強調されていて。
もういちど読みたいです。

動物のお医者さん/佐々木倫子


著者: 佐々木 倫子
タイトル: 動物のお医者さん (第1巻)

なんだかんだ読んでなかったんですよね。
今更なので詳しくは書きませんが。




良い!!!

遠い海からきたクー/景山民夫


著者: 景山 民夫
タイトル: 遠い海から来たCOO(クー)

懐かしい。いやほんとに懐かしい。今更って感じですが。
何年前だったか、この映画に夢中になりました。
好きで好きで。10回は見たんじゃないですかね。
で、それこそ今更なんですけど、やっと原作読んだんです。景山さんの。
これがまた良い。
んで、引き出しの奥から、昔「金曜ロードショー」録画したやつを引っ張り出して見てしまいました。ドキドキしてしまいました。泣いてしまいました。
まだ純なところがあるのだと、思いたいです。

ハリガネムシ/吉田萬壱



著者: 吉村 萬壱
タイトル: ハリガネムシ

どうやら芥川賞作品を、私は好かんようです。
えぐい・・・。
作品自体はいいと思うんですけどね。
痛い・・・。

ところでこの人は今、何をしてるんでしょう?(2005年の所感

人生は一度だけ。/唯川恵


著者: 唯川 恵
タイトル: 人生は一度だけ。

こういう軽い本は少なくともここ1年読んでないのですが、
斜め後ろの友達が、「メチャ感動した!!」ってことで、授業中読書。
不慣れなので逆に戸惑いましたが、「イイ女って?」
「イイ女になるには?」について、色々考えさせてもらいました。