東京タワー/江國香織
久しぶりに江國香織の本を手にとる。彼女の作品を手にとってしまうのは、少し心が弱っているとき。
しとしとと小雨が降っているような雰囲気につつまれ、しばし心の休養。
人は生まれたときは傷など一切無くて、
でも生まれた後はずっと、傷つき続けている。
だからといって、傷つけていい理由にはならないけれど・・・。
こんなことが書いてあった。
けれど・・・
の後に、答えは出ない。出せない。
でも、皆傷ついているから、少しでもいたわりたい、
方法は人それぞれだけれど・・・
そんな思いがそこにはある気がしました。
7.18